マティアス・デュプレッシー(Mathias Duplessy)
*ギター/フランス
1972 年パリに生まれる。6歳からクラシックギターを学び、18歳からプロとして活動。国際的なジャズやワールドミュージックシーンで演奏する傍ら、インド映画、フランス映画(Vie Sauvage やL’Oranaisなど)の作曲家としての顔も持つ。また、マティアスは幼少期からギターによる作曲活動を始めており、これまでジェレミー・ジューヴ、ティボー・コーヴァン、ソフィア・ボロスなど数多くのギタリストたちが彼の曲を演奏し、レコーディング活動を行っている。これまでに世界中のアーティストと20枚以上のアルバムを制作。彼がプロデュースした代表的なアルバム『クレイジー・ホース』はアメリカのiTunesでランキング入りし、SNS動画を含めたこれまでの総再生回数は2000万回を超える。
グオ・ガン(Guo Gan)
*二胡/中国
1968年中国北部の瀋陽に生まれる。音楽家一家であり、彼の父は著名な二胡奏者であるGuo Jun Ming。父の影響を受けた彼は4歳から演奏活動を始め、16歳には父のツアーに同行し、100以上のコンサートを行っている。87年、瀋陽音楽学院に入学し、91年には二胡の博士号を取得。92年に遼寧省の伝統音楽コンクールで最優秀賞を受賞。95年、遼寧省の音楽学校で二胡とパーカッションの教授に任命される。同じく95年に中国では良く知られているジャズグループ「GYQ」の創立メンバーのひとりとなる。2001年、パリへ移住。以来、ディディエ・ロックウッド、イヴァン・カッサールなどの著名なアーティストたちと共演するなど、世界中で演奏活動を行っている。
マンダフジャルガル・ダーンスレン(Mandakhjargal Daansuren)
*馬頭琴/モンゴル
1992年、モンゴルのドンドゴビ地方のルウス村で生まれ、草原の中で育つ。9歳のときに父親から馬頭琴の演奏を学ぶ。一家は全員音楽家。ウランバートルの国立音楽院で馬頭琴と喉歌を中心に学び、卒業後は馬頭琴の教師を務める傍ら、モンゴル伝統音楽の普及に努める。その後、フランスのリヨン国立高等音楽院で作曲を学び、パリ音楽院ではコンピュータ音楽を学ぶ。昨今はマティアス・デップレッシーをはじめ、世界中の著名なミュージシャンたちと共演。ヨーロッパツアーなどを積極的に行っている。
ジアド・ズアリ(Zied Zouari)
*ヴァイオリン/チュニジア
音楽家一家に生まれ、7歳からヴァイオリンを弾き始める。1996年にチュニスのコンクールで児童出演者部門・最優秀賞を受賞。97年にはチュニジアのクラムで開催された若手創造芸術家フェスティバルで優勝。98年、ドバイで開催された「第1回若手アラブ音楽家との出会い」にチュニジア代表として出場し、優勝。99年、レバノンの偉大な歌手ワディ・アルサフィとの共演を期にプロ活動をスタート。これまでシルヴァン・リュック、マティアス・デュプレッシーなど著名なミュージシャンと共演。アラブ・オリエンタル音楽をバックボーンにしつつも、ジャズ、ロック、クラシックに至るまで、様々なジャンルを弾きこなす彼の音楽は、アラブ音楽界における現代ヴァイオリニストのインフルエンサー的存在となっている。