キエフ・バレエ プロフィール | 君津市民文化ホール

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はじめに…

2017年から毎夏、日本へ公演ツアーに訪れ、延べ250公演以上のツアーを全国各地で行ってきたキエフ(キーウ)・クラシック・バレエ。
これまで、人気ガラ作品「夢のチャイコフスキー3大バレエ」をはじめ、「眠れる森の美女 全幕」や、白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫の物語からなる「プリンセス・ストーリーズ」などの可愛らしく親しみやすい公演をお届けしてきました。

オリンピックイヤーの2020年には「白鳥の湖」の全幕作品をいよいよお届けする予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の世界的まん延に伴い、国境を超えて日本へやって来ることは叶いませんでした。翌2021年へ希望を繋いだものの、未曽有の災禍は想像以上に長期に渡り、国から国への行き来を妨げました。
そして、ようやく2年越しの希望に光が見え始めた2022年、ウクライナの友人たちはまたしても未だかつてない危機に直面しています。

このような状況下、バレエ団は日本での公演を切望しております。

2年もの間公演を楽しみにお待ちいただいている観客の皆さまの為に、コロナ禍においての公演中止と翌2021年、さらには翌々年の2022年への延期を快く承諾していただいた全国各地の公演主催者の皆さまの為に、そしてバレエ団として変わらずある為に。

キエフ(キーウ)・クラシック・バレエは、皆さまに素晴らしい公演をお届けし、ここに在る証として、今秋の公演に向けて進んでまいります。どうか、この2年間分の愛をこめて、温かくお迎えいただけますようにお願いを申し上げます。

【キーウ(キエフ)表記に関して】
2022年3月よりウクライナ語の発音を元にしたキーウ(キエフ)が日本語での正式名称となりましたが、バレエ団との協議の結果、2020年より元の呼び名で延期となっている公演の為、本年度は【キエフ・クラシック・バレエ】というタイトルとしております。何卒ご了承ください。

 

≪Kiev Classic Ballet≫
ヨーロッパやアメリカなどを中心に世界で活躍をするウクライナのバレエ・カンパニー。1982年設立のキエフ市立アカデミー・オペラ・バレエ青少年劇場バレエを母体としている。青少年劇場というのは、世界的にみても数えるほどしかなく、ロシアにはナタリア・サッツが設立したモスクワ児童音楽劇場があるが、ウクライナでは、この劇場が一番最初に設立され、現在に至るまで国内唯一の存在。

キエフ・クラシック・バレエにはたびたび、ウクライナ国立バレエをはじめとする国内の様々な劇場から、ゲスト・ダンサーを迎え緊密な関係を保ってきた。芸術監督の厳しい指導のもと、多くの若きダンサーたちに多くのチャンスが与えられ、所属劇場や街の垣根を越えて素晴らしいアーティストが集っている。実力と才能、そしてそれを結ぶ努力が認められる環境において、地位やキャリアのみに縛られず、毎回厳しいオーディションを経て選定されるエネルギーとやる気に満ちた若いメンバーが所属している。

創設以来、「本物の芸術を子ども達に」という要望に応え、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、ポルトガル、イギリス、スイス、スロベニア、ユーゴスラビア、オランダ、日本、韓国、カナダ、南アメリカなどで公演を行い、バレエファンはもちろん、幼い子ども達に感動を与えてきた。また、これらの公演以外にも各国の国際音楽祭などに招待され、世界中にバレエ芸術の素晴らしさを与え続けている。

≪白鳥の湖≫
悪魔ロットバルトの呪いで白鳥の姿に変えられたオデット姫は、夜の月明かりの下だけ人間の姿に戻ることが出来る。ある夜、湖のほとりにやってきたジークフリート王子は、儚くも可憐に舞うオデットに心奪われ、愛を誓う・・・